[コメント] 魂萌え!(2006/日)
なんだかんだ言って、結局はソフィア・ローレンに全部持ってかれちゃった感もあり・・・
男たちは全員ヘタレな存在として描かれ、女たちは皆たくましい生き方をしている。ややもすると定番的な描き方で食傷気味になるが、ここまで男たちをディフォルメしたからこそアノふたりの女の対決が鬼気迫るのか。
風吹ジュンは言うに及ばず、三田佳子がアドリブで出したという「お茶目な舌だし」。このふたりの女優の蕎麦屋での闘いは圧巻でした。
加えて、初お目見えの時は真っ赤なペディキュアをしていた三田佳子。それが不意を打たれた感じの蕎麦屋では素足でサンダル、しかも指先は所載なげにもじもじ・・・この細かい演出も圧巻。
ただ、なにかにつけ全てが分かり易い演出、もっと言えばベタな演出が多すぎたと感じたのは私だけか?その辺りがちょっとだけもったいないとね・・・
それにしてもソフィア・ローレンのアノ芝居は何度みても素晴らしいですね。そんな感想が頭の中を支配してしまう終わり方でした。
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