[コメント] 大人は判ってくれない(1959/仏)
尋常でない世間の高評価はリアルタイムでこそ理解できるのであって、今の時代冷静に単体として観直してみて・・・どうなんだろう?嗚呼当時リアルタイムで鑑賞してウンチク垂れてみたかった。
世間ではヌーヴェルバーグだとか何だとか言ってこの作品をもてはやす。その手法やら反抗精神やらは(きっと)当時大きな衝撃だったんだろうと聞かされている。
この類の映画群があってこそ現代の素晴らしく楽しい映画たちが存在している。そんな事も充分承知している(つもり)
だけどヌーヴェルバーグだとかいう「手法」的なもんは、映画観ていてもさっぱり分からんし、というよりつまらん。
対してアメリカン・ニューシネマっていうのは「ストーリー」的な概念だったせいか、一本一本の作品に含蓄があり、かつ面白かった。
もちろん本作がつまらない作品だと否定するつもりは無い。むしろラストのストップモーションなんかは「ぐっ!」くる。余韻が残る。
ただ、・・・ただ、それだけなんだよな。残るのは・・。
この作品は街の図書館で小難しい講演付きの上映会で膝を正して鑑賞するのが一番似合ってるような気がする。
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