・ミヤコとサキコというセンスも違う二人が暮らし始めた理由

・サキコが自分で「汚れてる」という理由

・ミヤコが新谷さんだけに”感じる”理由

・自分が虐げた者の名前”新谷”と語る理由

・あのバレエの少女はなんだったのか？

・死を予感したのかサキコに別れを告げたミヤコだけど、骨になる前に何があったのか？

その辺りは鑑賞者に委ねられているだろうから、その理由が解らなくてもいいのだが、

・ホテトルなのに、バスタオルを丁寧に捲いている理由

・片足骨折で済んだだけのアパートの高さは？（随分高かった様だけど）

・手を入れられたつぐみのヘソ下三寸に、何か細工を施してあったのか？

という点は解らないままだと、サカナの骨が喉の奥に刺さったままの様であうあう状態、まったくもってスッキリしない。

そしてラストに控えた最大の謎だが、拾い上げたミヤコの遺骨はかざして覗いて見ても何もない。でもその遺骨を拾い上げたサキコの目に答えが映っていたのは確かだ。