[コメント] 一番美しく(1944/日)
「軍神につづけ」の標榜が物語る背景....
「♪四百余州をこぞる 十万余騎の敵」「♪〜そは何蒙古勢 〜国に仇をなす」
勇ましく(そして明るく)謡う挺身隊。
お国のために軍事映像を、されど監督自身のアイデンティティも含めなければならない。
44年という非常に難しい情勢のなか、生き抜く人々の等身大の姿を、そして娯楽としての要素も。
そうした二重のジレンマがありながら丁寧に撮れていたと思う。貴重な資料でもある。
こういう意味もふくめて私は5点の評価をしたい。
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出演者の9割が女性というのも照れくさ屋の黒澤映画では珍しい快挙。というか唯一だ。
同時にこの映画によって女達を正面きって撮るのには疲れたのだろう(笑)
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