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[コメント] さよなら子供たち(1987/独=仏)

戦争に腹がたつ、ナチスに胸が悪くなる、普通の人達が大切にしている日常を思うと哀しくなってくる。
あき♪

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







こういう、理屈など微塵も通りやしない、一方的な武力を持って 制圧しようとするのを見ると胸がムカムカする。

ナチスってヤツは近現代に置いて、最も人間の悪の部分を浮き彫りにした存在であるが、こういう映画を見ると、更に胸が悪くをなる。

何故ならその力を行使する場面が戦場や特殊な環境化におけるモノだけでは無く、 学校やレストランと言った普通の人にとっての日常だから。

常連の紳士の老人は排除されようとするし、 裏切りの密告で捕らえられてしまうのも、元はと言えば戦争の食料事情のせいだろうし、 少年達はもう連弾も、一緒に迷子も、一緒に千夜一夜物語も見れないのかと思うと、 この手の戦争モノの中では良く見慣れた所とは言え、やっぱりナチスにムカッ腹が立つ。

その人達が爆撃中であっても防空壕に本を持ち込む様に普段大事にしているにしている日常、それを戦争なんかが壊すのかと思うと、哀しくもなり、腹が立つのです。

(評価:★4)

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このコメントを気に入った人達 (2 人)ギスジ[*] シーチキン[*]

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