[コメント] 阪急電車 片道15分の奇跡(2011/日)
原作が素晴らしい。だから、きちんとあたたかな気持ちになれる映画にしてくれたこと自体が嬉しい。ただ、最後のところは少しばかり不満でした。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
映画を見終った人むけのレビューです。
これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。
原作のファンとして、映画でもちゃんとじんわりとあたたかな気持ちになれたことに、なんだかホッとした。でもどうも気になるところがある。
最後のあたり、老婦人がおばさんたちに説教をするところ。。子どもが「どうして大人の人なのにうるさいの?」と言ったことから、「私を怒らせましたね」につながって、おばさんたちの態度に説教をはじめるのだが、ここが老婦人の持つキャラの良さを、ひいては物語の質をすっかり半減させていると思う。
原作では、子どもは同じなのだけれど、それを受けた展開がもっと自然で、老婦人の機知に富んだやりとりに、大学生の恋人たちも少しだけ加勢して気持ち良くかつ品よく締まるのだが。。。大切なところだけにとても残念だ。
いい作品だと思った人は、ぜひ、原作を読んで欲しいな。
(評価:
)投票
このコメントを気に入った人達 (2 人) | [*] |
コメンテータ(コメントを公開している登録ユーザ)は他の人のコメントに投票ができます。なお、自分のものには投票できません。