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[コメント] クロッシング(2009/米)

重い!すっげー重い!見終わった後に、ずっしりと重くのしかかるものを感じる。三人の主人公が求めていたのは、ほんの少しの幸せだったのに。
プロキオン14

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







サル(イーサン・ホーク)が懺悔室で叫ぶ。「欲しいのは、神の許しじゃない!神の助けなんだ!」

タンゴ(ドン・チードル)は、「昇進」を目の前にぶら下げられて、命の恩人をハメようとする。

エディ(リチャード・ギア)は、本音をしまい込み、ひたすら嵐を避けて生きてきたが、定年を目の前にしたとき、娼婦の口の中にだけ、感情を吐き出す。

最後、三人は「クロッシング」しないまま、終わりを迎えるが、斃れた男たちを「光」が包み込む。これは「神のご加護」か?。だとしたら、それはむなしい。本当に「助け」を与えて欲しいのね、見ている私たちは。そして最後の最後でもギアは一人孤独だ。

ジェーン・バーキン演じるFBIか何かのお偉いさん。「家、建てちゃった♪」というコイツに、タンゴじゃなくても殴りかかりたくなるぐらいの嫌みっぷりが圧巻!。その場にサルがいたら撃ち殺してるだろうよ!

(評価:★4)

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