コメンテータ
ランキング
HELP

[コメント] エジソンズ・ゲーム(2019/米)

「伝記物」としてのエジソンしか知らない人が多い日本では「びっくり」な内容だろうが、テスラは知っていたが、ウェスティングハウスは知らなかったので、いろいろ知ることができました。
プロキオン14

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







何の番組だったか(トリビアか何か)、エジソンにさんざん酷いことされたニコラ・テスラのお話があって、その時に「エジソンの、伝記物語では出てこない顔」が語られていたのが、とても印象的でした。「エジソン Vs テスラ」はその時知ったが、「エジソン Vs WH」は今回初めて知りました。

原題「The Current War」は、直訳「電流戦争」のとおり、「直流 Vs 交流」で、直流に固執するエジソンが、いかに「交流が危険か?」を訴えるために、様々な妨害工作をする過程で、「電気椅子」が誕生する話まで登場する。「死刑執行される男」は実在の人間だそうだ。

実はこの映画、公開されるにあたり、例のワインスタイン氏による「編集」にさんざん弄ばれた挙句、「例の事件」で配給の権利が売られてしまったりと、数々の受難に見舞われたそうで、「Director's cut」になるまでに紆余曲折があったらしい。

発明王としては天才だったエジソンが、経営者としてはダークな顔を持っていた、対してウェスティングハウスは「人格者」っぽいという内容。テスラに関して再撮影での追加シーンが撮られたらしいが、もう少しテスラにも踏み込んだ内容になってほしい。

(評価:★3)

投票

このコメントを気に入った人達 (2 人)jollyjoker ロープブレーク[*]

コメンテータ(コメントを公開している登録ユーザ)は他の人のコメントに投票ができます。なお、自分のものには投票できません。