まずコメントにもありました通り、原作は未読であること。それから約３時間半という長尺がさほど気にならないくらいには面白く見れたことを前提として。

だって「助っ人」が幽霊なんて、ありですか？生身同士がぶつかり合うから興奮もするのに、正直あのシーンで少し醒めました。しかもあんなに速く進軍出来るなら、アラゴルン達は後から来ることにして、もっと早く戦闘に参加できたはず。そうなれば、あんなに犠牲者が出ることもなかった、映画的には盛り上がりに欠けたでしょうけど。

それにゴラム。前作ほどの感情の葛藤がないため、悪まっしぐら。もう少しスメアゴルのキャラが見えて欲しかったです。

そして今回個人的にビックリしたこと。それはＣＧを多用した戦闘シーンに素直に興奮出来たこと。まあ「ＳＷ」は盲信しちゃってる自分なので、あの作品は別物にしときますが。「マトリックス・リローデッド」で感じた、アクションを見せられれば見せられるほど醒めてしまった自分が嘘のように「二つの塔」に続き今回も堪能できました。これは監督の手腕によるところも大きいんでしょうね。

そしてそしてアルウぇン。顔長っ！！思わず隣で見ていた連れに「馬…馬…馬ヅラ」って呟いちゃいました。

これで三部作完結ですか。ＤＶＤなどがリリースされた暁には、おそらく通常版だろうとＳＥ版だろうと、三本一気にフィルムマラソンする人が世界中に多くいるでしょうね。ＳＥ版だと思わず挫折しちゃいそうな長さですな。とにかくこれだけのものを作った制作陣の努力には拍手を送りたくなりますよね。ジャクソンの次回作は「キングコング」ですか。「ホビットの冒険」の噂もありますが、個人的にはもう一度「ブレインデッド」路線に戻って欲しいぞ！