決して、インクレディブル一家だけが世界を背負っているわけではない。そこを一番評価したい。ヒーローの歴史は受け継がれていく（スーツのくだりが証拠の一つかな）。たまたま(?)、インクレディブルの行動がヒーローの考え方を変えてしまう結果になっただけだ。ここで気になるのは、そして、そうだろうと信じたいのは…おそらくヒーローが禁止になったのはインクレディブル一家の暮らす都だけだ。きっと世界中には特殊能力を携えたヒーローが活躍しているはず。だからこそ、今作では世界を又に掛ける必要も無かった訳で、この小規模と思われかねない舞台設定で大正解だったと思うのだ。

前半のドタバタと家族の連携プレーが素晴らしい後半。このギャップを味わいつつ、やはりアクションにはハラハラさせられてしまった！緊張感よりも興奮や爽快感に近いような感覚！ＣＧアニメは長らく観てなかったけれど、なんて見事な表現力なんだろうと思う。実写との完全な区別化、いやスゴイわ。

どうやらママンが人気あるようですが、俺は絶対にヴァイオレット支持。ちょっと近寄り難いオタク臭が抜けきれたときの可愛さったらありゃしないよ（笑）。バリアと透明人間という２つの能力も存分に楽しませて頂きました。

続編があったらかなり美人になってそうね。