コメンテータ
ランキング
HELP

[コメント] スカイキャプテン ワールド・オブ・トゥモロー(2004/米=英=伊)

あの霧がかった映像に見慣れたら、後は少年マンガのノリを楽しむべし。おとぼけグウィネスが、その象徴の一つ!ただ時代設定と科学のギャップは異世界な感覚が味わえるが、人物設定やトーテンコフの意図することに甘さを感じずにはいられない
ナッシュ13

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







要は練られていない脚本ということなのだけれど。しかし、この空間を作り出した監督のセンスは伝わってくる。人物以外を全てCGにする意味もかなり理解できる。中途半端にCGを盛り込もうとすれば「CGが過剰!」なんて感想も必ず出てくるだろう(笑)。

ジュード・ロウ演じるジョーはスカイキャプテンという名の下、世界平和の維持の為に活躍しているのだろう。しかしながら、彼の周辺がデックスとポリー以外に語られないというのはいかがなものか。上司や部下、ライバルのスカイキャプテンを登場させるなどの試みがあれば脚本に膨らみが出たのではないか。地球におけるスカイキャプテン(という組織)の位置付けが不明瞭で、何か淡々としたものを感じてしまう。ポリーも同じで、南京での過去を振っておきながらシカトするとは……。「浮気」だけで片付けられてもなぁ(笑

グウィネス好きの自分にとっても普通に楽しめてしまう佳作。新聞記者にしては洞察力に長けているとは思えないけれど、あの頑張り様が素敵(笑)。カメラのエピソードは最後まで笑わせてくれる。まぁでも考えてみれば、久々にノーマルな女性を演じちゃったな〜彼女は。

続編は十分いけるのでは。新キャラクターなどを多数登場させるなどの面白い脚本に期待したい。

(あ、これは完全に余談ですけど特撮に携わる人間がかなり多いからか、エンドクレジットが非常に長いですよね。10分近くあったのでは?)

(評価:★3)

投票

このコメントを気に入った人達 (2 人)トシ[*] ゆの

コメンテータ(コメントを公開している登録ユーザ)は他の人のコメントに投票ができます。なお、自分のものには投票できません。