確信犯＆露骨に「そういえば里見さん街から一歩も外に出たことがないんです」と祭りに行く時に言わせるなどして和製トゥルーマンショウ仕立てに展開させたのは正解だった。

もし、これが才能を狙う某国の巨大組織と守る日本政府の争いになっていたらアクションエンターテイメント性に欠ける現状からして毎度お馴染みの何処かで見たことがある題名『沈黙の少年』（セガールの息子の剣太郎セガールが主演でちょっと見てみたい…）とかなってダメ映画に陥っていただろと思う。音楽は多少過剰な面ものぞかせたが、全体の設定も見せるタイミングもＣＧの使い方とその完成度と八千草薫様の演技は本当に最高だった。あの満開の桜がＣＧだなんて凄いよ！映画『ファイナルファンタジー』を作った人に見せてやりたい！ＦＦの方が凄いって？

…でもＩＱがそこまで高いのなら、コナンとホームズ並の推理能力もあるはずで、友人らが家に来ないなどの周囲の不自然さに違和感を感じ、様々な巷の情報をしっかりと理論的に考え、自分がサトラレだと薄々気づき始めるだろう普通の天才ならば。見終わった後そう考えて、小松（鈴木京香）をゲットしたいが為に実はサトラレの能力を利用していたのかもと思う自分が汚れていると心底思う…。精神医小松ならレポートにこう書かれるかもしれない「この様な考えも周囲との関係が希薄にりがちな世の中が産みだした能力かもしれない」と。

自分なら内山理名よりお姉さん系鈴木京香に行くに５０００点！！

（2002/5/25）