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[コメント] カラー・オブ・ハート(1998/米)

最初、テーマの品性の無さに唖然としたが、、、
イヌハッカ

中盤、人生における感動が世界を彩る、ということに気付き、すごく共感した。 初恋によって世界に色が付き、今まで生きていた世界が白黒であったとしか思えないような経験は誰しもが味わったことがあるに違い無い。

また、学ぶ喜びについても考えさせられた映画だった。 正直私はこの映画自体を素晴らしいとはあまり思えなかった。 気に入らなかった点ならたくさん挙げられてしまうが、大して専門的な知識があるわけでも、また映画に詳しいわけでもないので、ただ単に作風が自分の好みでなかったことが大きいのだろう。 だから、劇中、本に色が湧くシーンで、この映画を撮った人たちには悪いが、私は、かつて自分に強烈な印象を残した映画や小説を思い出していた。 何かから強烈な心の動きを得ると、直後、世の中は確実に輝いて見えるように成る。 子供の頃、確実に世界が輝いて見えたのは、毎日が学ぶことの連続であったからなのではないだろうか。 世間から、勉強は嫌なものだ、ダルイものだ、と教え込まれていて、完全に乗せられていたが、学ぶ、ということは感動、すなわち心の動きを伴うのだと気付いた。 逆を言えば心が動いている時、人は必ず何かを学んでいる。

所詮、長くてあと50年ぐらいしか生きていられないんだから、生きているうちにもっともっといろいろなことを知り、感動を溜め込みたいなー、と心から思いました。

(評価:★4)

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このコメントを気に入った人達 (4 人)G31[*] kazby ゾラゾーラ[*] ボイス母[*]

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