確かにブラスバンドチームが大会で勝ちあがっていく姿を描いたと捕らえると、ハッキリ言って２点くらいの作品だろう。いや、１点に値するかもしれない。

結局のところ、気が付けば準決勝で、簡単に突破してそして決勝まであっさり持って行く。結局「音楽だ！人生音楽だ！」といっている割に、練習シーンもほとんどないし、決して彼らが血をはくほど練習しまくってきたわけではない（劇中のみで考えて）

つまり、この作品が描いたのはブラスバンドではなくブラスバンドを通しての人間達ってことだわー。

個人個人の葛藤、炭鉱閉鎖の危機、人生とはなんぞや？

彼らの失っていた誇り、音楽、そして何よりも情熱の映画。そこに脇役達やらの小ネタも入り交ざってきて、うっひょぉ〜ん！

ラストシーンのビッグベンを背景に二階建てバスで演奏する「威風堂々」には思わず泣いてしまった。

だぁぁぁぁぁぁ！！！！（謎）