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[コメント] スターリングラード(2001/独=米=伊=アイルランド)

前を見ても後ろを見ても自分にとっての敵がいる。そんな絶望の中で愛する人が見つけられたら本当に幸せなんだと思う。誰にでも戦いがある。それが戦争という場なのがさらに寂しい思いにさせる。
ゆう

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







涙が流れた。

なぜかって・・・

訓練もろくに受けていない兵士が、地獄と化している戦場にほうり放たれるのだから。 そしてその恐怖に逃げる者は「裏切り者」として味方に殺されるのだから。

ヴァシリ(ジュード・ロウ)は戦争、という場ではなかったのなら、愛するターニャ(レイチェル・ワイズ)の為に人を殺しはしないだろう。 彼女が笑顔を見せてくれる、素敵なことを惜しまずやってのけるだろう。 だからこそ、キャッチコピーの「愛するターニャ。今日も僕は君のために、またひとり敵を撃つ。」という言葉が切ない。

戦争は醜いもの・・・いつも戦争映画を見てこう思う。もちろんこの映画も例外ではなかった。 戦争を体験していない若い世代の人がこう思うことに意義があると思う。 アメリカの多発テロ、そしてその報復。 最近でも人を殺すことに対して抵抗がないだろう出来事が多すぎる。 私たちは今までの歴史から何を学んだのだろう。何を活かしたのだろう。何を子孫に教えようとしているのだろう。

よく考えなければ・・・

子供を亡くした親の気持ちもよりよく表現されている。 息子を戦争で亡くしたケーニッヒ少佐(エド・ハリス)は、ほんの子供のサーシャ(ガブリエル・マーシャル=トムソン)をいとも簡単に殺してしまう。

「生きていれば」と、敵のスパイになったとしてもその後の人生を案ずる母親、ミセス・フィリポフ(エヴァ・マッティス)。

父親と母親という違いがあっても、子を思う親の気持ちはどちらも本物だろう。

歴史は辛いことが多すぎる。 同じ間違いを繰り返さないように、今を一生懸命生きていきたい。

素直にそう思えた。

(評価:★5)

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