サダトシ「ねぇねぇ、猿の惑星って観た？」

ナム太郎「いや、まだ観てない。あれって面白いの？」

サダトシ「えっえ〜！まだ観てないやつなんかいるんだ〜！あれは最高の映画だよ。まだ観てないなんて信じらんないよ。で、どんな話かって言うとね．．．」

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忘れもしないあの夏の日、このようにしてサダトシくんの熱弁は始まった。

そして、皆さんがもうすでにお察しのとおり、彼の話はラストのオチにまで及んだのである。

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サダトシ「．．．ってわけでさぁ、最高の映画だから、おまえも絶対観たほうがいいよ！絶対だよ、絶対！約束だよっ！！！！！！」

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数年後、私はサダトシくんとの約束を果たすことができた。

確かにこれは素晴らしい作品だ。その点はサダトシくんの言うとおりだった。

しかし、彼は映画好きが味わえる人生最大の喜びのうちのひとつを私から奪ってしまったようだ。