[コメント] (500)日のサマー(2009/米)
人生を扱う軽薄な手つきが深刻に気に入らない。
成就せぬ恋愛を終わった後からフカンして眺めご都合で並びを変えて、まるではじめから「チャーミングで気の利いた」後味にすることを至上の目的としてそのために積み込んだ配牌のよう、つまりイカサマである。ブツ切りのエピソードの魅力の無さ。誰の心にも寄り添わず、人間の中に踏みこんでない。人を小馬鹿にしているとしか思えない。たとえば建築はイケててグリーティングカードはイケてないとするにしても根拠がなく雰囲気もんにすぎない。主人公は一度もグリーティングカードの仕事に真剣に向き合わず、拾ってくれた社長にクソぶっかけて辞める。作り手の幼稚さに頭が痛くなる。
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