[コメント] バーバー(2001/米)
その言葉と映像はあまりにも美しく儚く、私の心は映画のなかに取り残されたまま・・・。(2002/12)
この映画について言葉で語ることこそ、野暮なのかもしれないが・・・
確かに、自分の感じている世界とは、言葉とは、危ういものかもしれない。「あなた」のことは、私はちっとも分かっていないし、自分のことだってさっぱり分かっていない。これからも分かりきることはないだろう。
でも、そういうことを分かっていながらも、愛おしいものを、ただ、素直に愛おしいと感じていたい、そうやって生きられれば、それでいいと思った。
*素晴らしい複線の張り方。最後の15分にすべて凝縮。
(↓最後に微妙にネタバレになるかもしれない一言)
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最後の最後のシーン、すーっと部屋の外の男たちの髪型をカメラが舐めます(主人公の目線)。ここでかぶさるナレーションとの絶妙なコラボレーション。まさに、この映画全体の縮図のようなもの。この映画のここが一番好き。
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