申し訳ない。本当に申し訳ないけれどもこの評価。なぜ、そこまで申し訳ないを連発するかというと、この映画が良いと思うのも良くわかるから。　落ち着いた雰囲気は好きだし、自然の音と美しい自然描写はすごく良い。癒し系。説明描写も少なくて、人物の感情から気持ちがしっかり伝わってくるし。落ち着いた雰囲気の良い恋愛映画だとは思う

　では、何が好きじゃないかというと、主人公2人の気持ち、その恋愛自体がが好きじゃない。というか、全く感情移入できず、わからないまま終わった･･･。個人的な価値観の問題ですが。イ・ヨンエ(彼女の『JSA』とは違った雰囲気は良かった)の性格がどうも好きになれない。ころころと態度が変わる。最後の方の自己中ぶりとか受け付けない。ユ・ジテ(彼の普通っぽいところも良かった)の気持ちも男としてはよくわかるのだが、あまりに未練タラタラぶりなところがどうも･･･最後に、おばあさんの言葉どおり去った女を潔く追わなかったわけのに、何故かあのラストシーン。ん〜･･･理解に苦しむ。

　映画として嫌いではないのだが、やっぱり苦手な映画です。個人的には『八月のクリスマス』の方が好きでした。