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[コメント] 太陽がいっぱい(1960/仏=伊)

血の通ったダイヤモンドを鑑賞する映画。ただテンポがやや冗長な感もあり、音楽もかなり抑え目。苦手なひとはきっと眠ってしまう。で、全国のチョイわる親父のみなさま、イタリアの洋服をこれみて見直してください。
浅草12階の幽霊

イタリアのことをイタリーだの、いやイタリーっていっても地方地方で着方がちがうからそれは正しくはナポリ風っていうべきだよとか、いいか全員黙れ。そんなことぶつぶつ呟いてる時点で終ってんだって。

超脱力、シェイプなんてできるかぎり無いほうが良いってぐらい、酷く言ってしまえば、とにかくだらしない。なんかユル過ぎて80年代の洋服みたい。ほら、ソフトスーツってあったでしょ?あのころ。

しかし生地は美しく、ネクタイやジャケットなどの併せかたもツボを抑えてる。もう彼の国には、ユルさの哲学があるんじゃないかって、いやいや絶対に無い!!

良いものは着たいけどそのことでナニか考えるのは絶対にイヤっていう感じがすばらしい。

かの国でなぜ、マッケイ製法の靴があれだけ普及したのかが、景色とともに理解できる映画です。

(評価:★4)

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このコメントを気に入った人達 (1 人)りかちゅ[*]

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