のっけから「？」であんなのもっと大量の血が流れるだろ、それどころか切断した部分から血が噴出すっちゅうねん。これは「恐怖映画」でもあるのだろ？何に？そして誰に遠慮してるんだ？

ペンダントを少女の渡す時にペンダントが彼女の手を貫通するシーンがあるが、本物の幽霊ならあれ受け取れるぞ。「透明＝通り抜ける＝なんでも貫通」ではない。あんまり言いたかないけど俺なんて昔、幽霊に首絞められたんだから(実話）。と思っていたら艦長が酒をグラスについで渡すというシーンが･･･なんだ描写に統一性ないじゃん。

ゴーストシップを修復する為にいろいろ道具が出てきてましたがあんなの爆発する前にいつ運び込んだの？そもそも１９６２年に消えた船が今ちょっとずつ水没していっているっていくらなんでもおかしいだろ？ちょっとバカにするのもいいかげんにしてくれたまへ。幽霊船だろこれは！

矛盾だらけの作戦、定番である「一人づつ死んでいく」のは良しとして 俺はてっきり徹底した恐怖の果てにものすごい真実が、あるいは哀しいドラマが隠されていて最後には生き残った彼女達が死んだ人の無念を晴らすのかと思っていたのだが、女性を主人公に持ってきたり、『タイタニック』の影響されるのはわかるがまさか『ターミネーター２』まで持ってくるとは思わなかった。

それからあんな爆発の中心にいたのに無傷で船から泳いで脱出なんて見ている観客をナメてるとしか思えんな。それらの矛盾を考えさせない程の「恐怖」も「感動」も無かった。

映像技術がどれだけ進化しても脚本がダメならウン十億円ドブに捨てるようなものだな。久々に見たよこんな愚作。