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[コメント] ワルキューレ(2008/米=独)

「それでもトムさんなら・・・トムさんならきっとやってくれる・・・」そう信じていた時期が私にもありました。予告編の机の端でワルサーPPKをスライド。それだけでご飯3杯は固いと思ってました・・・。
ごう

開始数分でネタバレ。実話じゃなあ・・・。

当たり前のことながらヒトラーはクーデターでは死んで無い訳で。と言うことはどんだけトムさんがと力説しても観てるこっちにはちょっとアレな人にしか見えず。

もういっそ鷲を舞い降ろしてしまえばいいじゃない、実はヒトラーを殺したんだけど、影武者がいて結局失敗として葬られたことにすればいいじゃないとすら思ったのですが、結局その辺は最後までオレの妄想として終わってしまいました。

正直この話の中で一番ドラマとしてアツいのはあの「空白の3時間」だと思うのです。折角それなりのキャストを用意していたのに、見えてくるのは作戦そのものに対する情熱の温度差くらいで、各人ひとりひとりの背景と言うか心意気というものはイマイチ消化しきれていなかったので、回想形式にでもしながらその辺をじっくり描く映画を作ってくれないものかなあ。まぁそうなるとトムさんいらなくなっちゃうんだけどね。

期待も大きく、また予告編のワルサーPPKスライドや、トムさんの敬礼シーンなど良いシーンもあっただけにイマイチ消化不良感が残るもったいない作品でした。

(評価:★3)

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