大男ティム・ロビンスにコメディの動きは出来ない。

冒頭、ポール・ニューマンの後ろで火の付いた書類の火を消そうと右往左往するシーンは、どうもわざとらしさだけが目立っていけない。

他の役者さんだったら、きっともう少し面白くなったはず。

反対に一番受けたのは、おば様がたにモテモテのスターとして気持ち良さそうに歌っていたピーター・ギャラガーしかも、歌が上手いんだよなぁ〜。

ジェニファー・ジェイソン・リーに殴られる渋いブルース・キャンベルも、ワンポイントながらいい味を出していた。スティーブ・ブシェーミ、今回もなかなかかっこ良かったぞ。もっと出てきて欲しかった。

ポール・ニューマンが、69歳のボディを披露していたけれど、まだまだいける。『マディソン群の橋』でクリント・イーストウッドの半裸を見た時は、あまりの垂れ具合にショックを受けたけれど、なかなかどうして、年を感じさせないいい体！

『ビッグ・リボウスキ』でも思ったけれど、コーエン兄弟の、現実に絡む夢のシーンはなかなかいい。

ティム・ロビンスが踊り子さんと踊っていたシーンは、ストーリーに全く関係ないんだけど、美しくて楽しめる。

長年暖めていたというわりに、ストーリーに無理があって残念。

最後のファンタジー、しょうがないのかなぁ。こんな終わり方は好きではない。。。。。

全く関係ないけれど、ビデオ屋でＳＦのところに置いてあった。このネーミングではしょうがないか。邦題も問題あり。