[コメント] ドノバン珊瑚礁(1962/米)
この映画もとてつもなくハッピーな映画だ。涙無くして見られない映画だが、それはこの余りにも幸福な美しい画面に涙しているのである。
フォードの中でも多分これが最も幼稚な映画だろう。それは我々東洋人の視点から見たコメディパートの陳腐さということだ。それに原住民(中国人、日本人も含めて)蔑視が見え隠れするのも困りものである。しかし、それでもフォードの演出技巧に関して言えば、全く幼稚という言葉からかけ離れている。
この映画もとてつもなくハッピーな映画だ。涙無くして見られない映画だが、それはこの余りにも幸福な美しい画面に涙しているのである。『三人の名付け親』の赤ん坊にグリースを塗りたくるシーンと同じでどうしても泣き笑いさせられてしまう。
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