彼女が映っているカットを、可愛いなぁと思い続けながら見る映画。もう極端に云えば、それ以上でも以下でもないと思えて来る。そう、極端に云えば、映画というのは、見栄えのする被写体があればそれでいい、それ以上でもそれ以下でもない（もちろん、音の重要性もあるが、極端に云えば、音なんか無くてもいい）、というのが私の映画の見方です。しかめっ面が多く、笑顔がほとんど無いにも関わらず、この可愛らしさ。プロトン銃を撃ちながら、踏ん張っている時の顔もたまらないのだ。

　あとは、お母さん役のキャリー・クーンも頑張っている。この人も、もっとメジャーになって欲しい。フィービーのお兄ちゃん−フィン・ウルフハードは本作ではイマイチな扱いだと思うが、ティモシー・シャラメを濃くしたようなルックスには将来性を感じる。彼が一目惚れするセレステ・オコナーも売れそうだ。ポッドキャスト君は面白いが、この位置のキャラが化けることってあんまり無いように思う。化けてくれたら嬉しいが。

　ちなみに、過去三作は公開時に映画館で見ていますが、思い入れは、ほゞありません。作品単体で私が一番好きなのは、2016年版です。