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[コメント] ボーン・アイデンティティ(2002/米)

この映画もマット・デイモンが強過ぎて、アクションがスリルにイマイチ機能しないのが一番の難点だと思う。でも、ルックスから、そんなに強そうに見えない、顔も童顔で可愛い、というミスマッチが、ちゃんと映画の魅力になっている。 
ゑぎ

 ラスト近くの、らせん階段でのアクションがクライマックスと見なされるのでしょうが、私はクライブ・オーウェンが追ってくる、田舎の家のシーンがいいと思う。まず始めに車を爆発炎上させるところが吃驚させられていい。

 脱出・逃亡の描写は甘い部分が多々ある。アメリカ大使館からの脱出やパリのボーンのアパートで襲われた後も結構自由に行動している部分、或いはヒロイン・マリーの死活についての扱い。ミニクーパーを使ったパリの街でのカーチェイス・シーン。こゝも案外ゆるい演出だ。あと、デイモンがクリス・クーパーと対峙する場面のクーパーの台詞が説明的過ぎるのも難。そしてパリのホテルでのラブシーン。カメラは部屋を出て、建物を出て、通りを後退移動する。この演出は変な感じ。意味不明というか、意味深過ぎというか。

(評価:★3)

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このコメントを気に入った人達 (1 人)けにろん[*]

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