いや、メチャクチャだけどマジでスピード感がある。監督、塚本晋也のやりたい放題なこの映像はILMが作るCGよりスゴイ。当然技術的にはかなわないだろうけど、あっちよりはよっぽど観ていて楽しい。よく分からない物体がグニュグニュ動き回っていたり、スクラップ寄せ集めてゴチャゴチャくっつけて固めちゃったようなだけのモノが出てくるだけと言ってしまえばそれまでである。だが、なんだか分からないウチに大いに笑ってしまった。

結局、なんだかんだ言いながらも男とヤツが合体して世界を愛で変えようとしてるし、ち○こドリルはいつまで勃起しているのか分からないし（ていうかアレ、電動なのかよオイ）とにかく全てがワケの分からないことづくしだった。それなのに画面から伝わってくる謎のパワーに押されてしまったような感じ。こんな映画、この先絶対出逢うことも観ることも作ることも作られることもないだろうな・・・。