演技が下手くそで魅力のない主人公草なぎが、柴咲コウの冗長な歌をバックに走り回ったって、感動がない。「月のしずく」だけで十分だったのに、聴いたこともない他の二曲まで延々と歌う必要は無し。更に草なぎが大根ときたモンだから、この映画のワーストシーンになっちゃってる。クライマックスの盛り上がりもテンポも完全に失われている。

主演二人のストーリーよりも、田中邦衛、市原隼人、哀川翔、極楽山本達によるサイドストーリーの方が、よっぽど良くできていた。どっちかと言えばそれに免じて★3という感じだな。あっちの方が黄泉がえった人、黄泉がえらせた人の想いをよく描いていて心に響くメッセージとファンタジーに溢れていた。

そうそう、RUIのコンサートでキーボードを弾いてた男よ。RUIじゃなくて、あんたが黄泉がえりだったことは意外だったけど、「え！？この人が黄泉がえってたんだ！」という驚きよりも「つーかこのオッサン誰よ！？」っていう想いの方がずっと強かったぞおい。

♪あ〜れ　誰と〜　思う気持ちが　そっと〜　また　ツッコミになる〜（以下自粛・しかもあんまり語呂良くない