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[コメント] この首一万石(1963/日)

出だしは、大川橋蔵のしょうもない色恋モノかとたかをくくっていたが、三島宿の本陣をめぐるトラブルから、急に、武家社会を痛烈に批判する社会派時代劇に一転。俄然、おもしろくなった。
シーチキン

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







特に最後の、槍を持った大川橋蔵を中心とする斬り合いは血みどろの凄まじさ。そしてついには、宿場女郎もろとも鉄砲隊に討たれるという驚愕の結末。

ラストに大写しになる、富士を背景にした大名行列のなんと空しいことか。正直、こんな映画とは、とびっくりした。

(評価:★4)

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このコメントを気に入った人達 (1 人)ゑぎ[*]

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