[コメント] イングロリアス・バスターズ(2009/米＝独)
音楽の使い方がべらぼうに上手い。「この音楽があったればこそ、このシーンが」というのが次々とでてくる。クライマックスの爽快さにほのかに香る切なさが何ともいえない味わい、名女優たちの艶姿を心の底から讃えたくなる。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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何といっても二人の女優、堂々たるさばきと貫禄を見せた大物スパイダイアン・クルーガーと、哀しみを秘めた強靭さを備えた復讐者メラニー・ロランが本作の屋台骨を形づくっている。
この二人の華やかさと勇敢さこそがこの映画の土台であり、それに比べればブラッド・ピットも、さすがにかっこよく決まっているが単なる賑やかしの一人に過ぎないとさえ思える。
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