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[コメント] ハート・ロッカー(2008/米)

リアルに生々しく、ずしりと重い緊張感をもって、凄惨で過酷な戦場の現実を描いている。だがそれでもこの映画の本質は、純粋な娯楽戦争映画ではないか。
シーチキン

派手なにぎやかさこそないが、渋くて命知らずなタフガイが織りなす上質なエンターテイメントに仕上がっている。

こういうような、卑劣な爆弾テロに立ち向かう勇敢な正義の味方・アメリカ軍という構図で、純粋に戦争を娯楽映画として描いたものはちょっと久しぶりなような気がする。

しかもそれが現に今、アメリカが進めているイラク戦争そのものを題材にしている点がなかなかに興味深い。

またそれをこういう娯楽作にできるアメリカ映画界の奥行はやっぱり深いものがあるなあと、ふと思った。

(評価:★3)

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このコメントを気に入った人達 (1 人)甘崎庵[*]

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