一作目より台詞が凝っていて、観る側にかなりの英語力を要求する作品になっていました。もう、ほんと情けなかったですね、自分の英語力のなさが。

この映画、台詞でクスリとさせたり、その後の展開の布石になっていたり、が結構多いんです。字幕では、それが伝わらない。小生、英語力が半端なために、台詞についていくのに必死になっちゃって、聞き取れなかった台詞とか意味を取り損なった台詞が気になって、映画に没頭できませんでした。あー情けない。もうちょっと英語力があったら、きっともっと面白いんだろうなー、と感じるシーンが数々。DVDにはスクリプトつけてくれたら嬉しいな。

とはいえ、CEOになって苦戦するペッパー（グウィネス・パルトロウ）とか、アイアンマンとウォーマシンとの殴り合いとか、カラフルでポップ画っぽい日本庭園とか、いかにもアメコミなシーンがいっぱい出てきて、アメコミ好きとしては大変楽しめました。

また、ナタリー（スカーレット・ヨハンソン）の格闘シーンも、敵を倒すときは武器も使ったコマンドーっぽい動きなのに対して、リングの上では魅せるためのプロレス風味のMMAの動き、とちゃんと理詰めで使い分けているのも心憎い。きっと日本でのモデルの時代に、所英男とかケンドー・カシンとか田村潔司の試合を観ていたとかいう設定に違いないぞ（笑）。

テレンス・ハワードが出ていて、グウィネス・パルトロウの活躍シーンがもっとあったら完璧でした。

（6/25/2010 TOHOシネマズ 六本木ヒルズにて）