[コメント] ヘルドッグス(2022/日)
デザイナーズマンションで地上を覆い尽くしたい審美感には含羞があり、その笑いの紛らわしは非ゲイアピールをゆるふわにしつつ、坂口健太郎の善性を誤用してしまう。
善人がサイコだから恐ろしくなるのではなく、善人がやるのだから凶状はマイルドになり、いよいよデザイナーズになってくる。非ゲイアピールの方は、坂口が岡田に二択を突きつけてケリをつけながら、つづくラストシーンでは禊を終えた如く濃厚なボーイズラヴの戯れをやる。審美感への含羞が、真意がわからないほど盛り上がる恋の琴線を発効させる。
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