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[コメント] ジェロニモ(1993/米)

昼間の追跡で人の性能を展示し、夕べになれば焚火の前でオッサンが新人に演説を振るう。ジミー大西は素直だからオッサンの雄弁は留まるところを知らない。山場はいずれもオッサンの内紛である。
disjunctive

最初の難関の護送では垂直分権社会の煩雑さを利用して、受け手の好意と憎悪を各キャラに割り当てていく。メキシコ酒場に至ってはオッサンが煙草を巻いて点火するだけでどこまでも尺を持っていく。ジェロニモはもはや関係がない。相変わらずオッサンにしか興味がないウォルター・ヒルはジェロニモには熱量がわかず、その翻意に至る段取りはおざなりである。

(評価:★4)

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このコメントを気に入った人達 (2 人)けにろん[*] ゑぎ[*]

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