[コメント] 三島由紀夫vs東大全共闘 50年目の真実(2020/日)
右翼と左翼に分かれてはいても・・・
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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国家権力に対し変革を求めているという点で双方の目的は一緒であるということを三島由紀夫はわかっていたんだろううなと思いました。そして、学生側も三島のユーモアを交えた巧みなオルグに惹きこまれていくのが目に見えてわかりました。ただ、三島も全共闘も結局は目的は一緒だということを確認し合うだけで共闘を拒否し終わってしまったのが、今から見ると何だったんだろうかとおもいますね。双方の議論は面白かったですが、結局三島と相対することができる全共闘側のリーダー(芥氏はリーダーとはちょっと違う印象です)が不在で特別講師と学生の授業の枠を超えてなかった印象です。革命・クーデターという行動に際しては、純粋な知的エリートの甘さ・弱さは障害になるのだなと感じました。
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