感想を聞かれれば、良かったとしか言いようがない。

本来、凡作である。ストーリーはブツ切れでつながりが悪い上にワンパターンなため飽きがくるのが早い。 それが延々続くため最後の方はいらついてくる。

ただ、最後の最後に来るダンスシーンはそれらを一気に跳ね除けてしまうほど勢いがある。 だから感想としては「良かった」といわざるを得ない。それが姑息という所以である。

出演陣は良くがんばっていると思う。だが、話がそれについていっていない。アカデミー賞の外国語映画賞に ノミネートすらされなかった理由はこういうところにあるのではないかと個人的には思う。