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[コメント] 映画 ビリギャル(2015/日)

話として良く出来ているのは前提ではあるが、原作からしてはっきりオチがわかっているので、あえて映画にする必然性が何とも疑問ではある。
Master

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







原作は書店で斜め読みをしました。

「慶應大学に合格する」というオチが割れている以上、終盤の盛り上がりにはどうしても欠ける作品になっていることは否めないし、その上で映画化する必要性について疑問がないではない。

しかしながら、ノウハウ的な話に落とし込まず、家族の話としてまとめる事によって、一定の「価値」を付与することには成功していると思う。特に弟の話はオリジナルのはずで、対比・相互影響の効果がよく出ていた。

あと、塾で会う男子生徒は不合格にして、何もかもうまくいくわけではない事を示したのも良いバランス感覚であると思う。

まぁ、ギャルの格好をしている有村架純を映像として残したという事が、本作一番の功績であろうと思うので、それでいいじゃないかというのが結論ではある。

(2015.5.29 シネプラザサントムーン)

(評価:★3)

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このコメントを気に入った人達 (1 人)ゑぎ[*]

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