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[コメント] 冷血(1967/米)

実際の場所でロケされたリアリズムと、モンタージュやフラッシュバックを多用したケレン味のある演出で大部の物語を見事に纏め上げている。主演二人の魅力的な人物像は言うに及ばず、群像としての端役もきめ細かく拾い上げ、事件にも人物にも重みがある。
shiono

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

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うねるように進行するストーリーはリズミカルでテンションも高く見ごたえがあるのだが、ひとつ混乱を招く個所がある。獄中仲間フロイド・ウェルズがクラター家の金庫の情報を話したのはリチャード・ヒコック(スコット・ウィルソン)のほうだが、それを受けて刑事たちが向かうのはペリー・スミス(ロバート・ブレイク)の父の小屋なのだ。

ヒコックの家を刑事が訪れるシーンは、二人がメキシコから合衆国に舞い戻ってから、ヒッチハイクシーンの後に挿入されている。刑事の一人が散弾銃の薬室を匂いをかぐくだりである。この後、刑事たちはその家を張るのだが彼らは現れず、盗難車から足がついてラスベガスで捕まるのである。

(評価:★4)

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このコメントを気に入った人達 (1 人)ゑぎ[*]

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