[コメント] 猿の惑星(1968/米)
ジーラとコーネリアスはもちろん、その甥っ子までもが段々と愛しくなってきてしまう。というのは、つまり演出がよくなされていることの証左なのだろう。チャールトン・ヘストンの傲慢さは(図らずも、かもしれないが)物語に多面的な読みの可能性を与えている。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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ロケーション撮影がよいだけに、もうちょっと美術も頑張れよと思わざるをえないし、どうにもちぐはぐなカメラワークが多いのも気に入らない。けれども、ラストではそれらの欠点がよく克服されている。要するに、自由の女神像の造型および女神像が映し出されるまでのカメラワークがよいということ。単にそこに女神像があったというだけで、それが不細工な撮影・美術によるものであったならば決して衝撃など生まれなかったはずだろう。
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