クラスの雰囲気とか自分の体験したまんまだし。でも別に「昭和」は特に重要なキーワードとは思えず、純粋に小学生のドラマを描ききっていた点を評価したい。

特に別れの場面、まともな言葉も思いつかずただ名前を叫び合うだけの二人の描写、この誠実さにはひたすら感動した。ここでの手塚さんは小室さんの「ごめんなさい」にはちゃんと「ありがとう」と返せているのも、手塚さんと大田君の互いの思いの強さを浮かび上がらせていて心打たれる。

あとこれは完全に余談だけど、ときたま出てくる大田くんの友人マサシがいいやつ過ぎて最高でした。風貌からも雰囲気漂うマサシ君が永遠にいい人であることを願わずにいられない。