[コメント] 夜ごとの夢(1933/日)
話はすでにヤルセナキオだが、字幕の起き上がりまである演出が若々しい。成瀬はここから始めて、色んなものを削ぎ落としていったのだと、感慨を覚える。生活保護もない当時の剥き出しの貧乏話で、痛々しい。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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生活保護法は昭和21年施行。母子家庭対象の母子保護法(昭和12年)もない。あったのは子供と老人対象の救護法(昭和4年)のみ。職工になるのは抵抗があったのだ。この階層差の意識は『東京の合唱』などでも見られたものだった。
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