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[コメント] 0課の女 赤い手錠(1974/日)

場末のラーメン屋で意外と面白くて最後まで読んでしまった70年代のエログロ劇画という趣。高度成長に取り残された者の恨み節が仏教的な達観に至る。「地獄で警視総監にでもなりな」。
寒山拾得

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







最初の任務を状況が変わろうが最後までやり遂げる物語。この類型、佳作が多い。ギャグものでは定番だが、シリアスにまとめた本作ではアイロニーが利いている。

射殺の前に段取り通りとばかりに隣で墓穴を堀り始める議員秘書は爆笑もの。思えば彼らも哀れだ。

(評価:★4)

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このコメントを気に入った人達 (3 人)t3b[*] ぽんしゅう[*] ゑぎ[*]

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