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[コメント] アバター(2009/米)

企画はこうして作られる・・・はずがない
ペペロンチーノ

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







監督「僕、オシイ好きじゃないですか。オシイマモル。」

プロデューサー(以下P)「知ってるよ。JAPANでベイ・ブリッジ見て『パトレイバー2』だ!って騒いだんだろ。」

監督「『アヴァロン』みたいなことやりたいんすよね。実写だかCGだか分からないような。あれ、美しいと思うんだ。あと『GHOST IN THE SHELL』。電脳でダイブする!みたいな。ほら僕、海に潜るし。」

P「は?お前、『エイリアン2』でパワーローダーとか言ってレイバー出してんじゃん。」

脚本家「じゃあ、今度はSFですね。」

監督「JAPANにはハヤオって作家もいて、飛行石だの島が空に浮かんだりしてんだよ。これがなかなかいいんだ。おまけに“自然大切”みたいなこと言ってんのよ。共感するんだよな。ほら僕、海に潜るし。」

P「自然が大切だくらいのこと誰でも言うでしょ。お前くらいだよ、嬉々として原爆で街吹っ飛ばしてんの。」

脚本家「SFで自然か。宇宙植民地物ですかね。」

監督「やっぱり派手な戦闘シーンとか欲しいよね。」

脚本家「コロニーが独立戦争おっ始めるってのはどうです?」

P「ガンダムか!お前らJAPANアニメ見すぎだ。」

監督「それならドズル・ザビみたいな隊長を出したいよね。やらせはせん!やらせはせんぞぉ!みたいな。」

脚本家「ウハッ!ランバ・ラルじゃなくてドズルできましたかぁ。」

P「そういう細部はいいからさ。そもそもどんな話にするのさ。」

脚本家「原住民と侵略者という設定はどうですか?アメリカの原点ですよ。」

P「お前はジョン・ミリアスか!」

監督「僕は何でもいいですよ、テーマ的なことにあんまり興味ないんで。僕が好きなのはオシイの思想じゃなくて、オシイの世界観ですから。」

(10.03.21 TOHOシネマズ日劇にて3D鑑賞よん)

(評価:★3)

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