[コメント] 機動警察パトレイバー 劇場版(1989/日)
悪意と嘲笑。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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:「ねえ、気が付いてる? あなた帆場の話をする時、なんだかとてもうれしそうな顔してるわよ。」
:「えぇ? そりゃーアブナイな…ホントに?」
ノスタルジックな風景としてのかつての東京への郷愁(愛着)と、その破壊者としての現在の東京への悪意。
箱船の突端から飛び降りる帆場(と思われる男)の嘲笑に歪んだ口元が忘れられない。気が付けば自分も、帆場スマイル。だがもう一つ、それとは対照的に印象的だったのは、後藤に向けられた南雲の敬礼。そこにだけは信じられる背中があったのだ。「警察官」の背中。(昔、一緒にビデオをみていた親父に唐突に「お前この(敬礼の)意味が分かるか?」と聞かれたのを憶えている。)
中坊の時は、零式のキュイ〜ンと唸るあの貫き手(?)の構えをよく真似て遊んでいた。如何にも機械的、かつ凶器的な動作が格好よく思えた。
この頃の作画のスラップスティックなノリ、嫌いじゃないのだけど、今は無理か。
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