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[コメント] ストレンジ・デイズ −1999年12月31日−(1995/米)

凡作、秀作、傑作と見ているうちにどんどん評価が変わっていった。集団、暴力、虚無感、救い。これを描けた映画は私が見てきた中では唯一の作品。Deep forestの曲がマッチしてて最高。9.11後久しぶりに見直してレビュー書いてみました。
世界の終わりの果に

2002.1.2再び見直す。9.11以降のアメリカには太平洋戦争の時の日本と対して変わらないことの失望と安心感を私にもたらしている。自由を声高に叫んできたあの国でさえ自分の足場が弱くなると同じ国民相手でさえ対抗する意見には攻撃しだすのだと-。  この映画はアメリカが今まで背負ってきた黒人と白人の対立をバックボーンに持って描かれているのだが、それを越えて根本的な暴力の純粋性と虚無感を描けた作品。これが、同じアメリカ人によって作られたことが、今はただ悲しい。映画と現実は違うものなんだが、答えを見つけていても自分を守るためなら人は同じ過ちに陥ってしまうのだろう。  この映画の救いがいつか起こることを願って。

(評価:★5)

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