[コメント] ウンベルト・D(1952/伊)
『ハリーとトント』はこれなのね。
ピントを微妙にヘンなところに合わせたり、いきなりローアングルになったり、動作を追いかける長回しを披露したり、様々な撮影技術が楽しい。光を絶妙に取り入れたその映像はとてもキレイ。
ベッドにいた犬が飛び降りた瞬間に、窓の向こうの向かいの家の窓に灯りが点く… こんなに美しいシーンは見たことがない。これは凄い。
序盤ではデモの群集をバスが掻き分けるシーンが、終盤では子供の集団が散らばるシーンが出てくる。とても面白い。
バティスティの悲壮な顔と、賢くてかわいいフライクと、美しいワルツ…泣かずにはいられません。名作です。
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