| ★4 | TAR/ター(2022/米) | 不在の亡霊を含めてターと鬩ぎ合う4人の女たち。その演劇的構図の一方で公開質疑・大学での講義・同僚や師との対話といった長尺シークェンスが醸す業界の空気と軋轢。行間を省いた語り口はやがてパラノイアな妄想へ連結していく。ただ終盤の着地は有りがち。 | [投票(1)] |
| ★4 | 燃ゆる女の肖像(2019/仏) | 互いの心根に思いを遣らず凝視する視線の強度が前半のサスペンスを規定する。それが恋に至る過程は観念的ではあるが女性の置かれた社会性への互いの反意がシンクロしたらしいことは判る。都合4人の女性のみが登場する作劇の簡潔はラストの無謬性に連結する。 | [投票(1)] |
| ★5 | パリ13区(2021/仏) | 伝統的くっついて離れて又くっついての世事ごとと、スポイルされた者の居場所探しが巧妙にリミックスされる。人は色々あっても必ず受け入れられるという確信。古い街は先端施設で上塗りされ移民の末裔は国家の色を塗り替える。優れて文化・都市論的でもある。 | [投票] |
| ★3 | リー・ミラー 彼女の瞳が映す世界(2023/英) | パリ時代を申し訳程度に付加したことでその部分への興味が却って掻き立てられる。ナッシングでも良かったのでは。ウィンスレット御歳50歳、製作も買って出て気合い乗り充分で清々しくはある。のだが描き足りなさも.浴室での顛末は多分に表面づらだ。 | [投票] |