燃ゆる女の肖像 (2019/仏)
Portrait of a Lady on Fire
Portrait De La Jeune Fille En Feu
あらすじ | 18世紀のフランス。女性画家のマリアンヌ(ノエミー・メルラン)は、孤島を訪れた。伯爵夫人の依頼により、娘のエロイーズ(アデル・エネル)の肖像画を描くために。当時「若い女性の肖像画」は縁談の相手に送られるお見合い写真のようなもので、エロイーズは望まぬ結婚を控えていた。肖像画に描かれることを拒む彼女に、マリアンヌは画家であることを隠したまま近づき、ひそかに肖像画を完成させようとするが・・・。 (プロキオン14) | [投票] |
★4 | 衝動的な熱情を冷静に描いた映画。 [review] (ペペロンチーノ) | [投票(4)] |
★4 | 静謐にみえて熱っぽく、寡黙なようで多弁な演出。見られることを拒む女(アデル・エネル)を、義務として見ようとしていた女性画家(ノエミー・メルラン)が「見つめ合う」ことで互いに魅入られていくさまがサスペンスフル。秘匿と覚醒と解放の恋愛映画。 [review] (ぽんしゅう) | [投票(3)] |
★4 | 隠蔽と暴露の連続。絵画教室では、奥にしまわれていた古い絵画がなぜか、さらされている。残された肖像画の消された顔。エロイーズ(お嬢さん)の顔は、初めて散歩へ出る際も、コートのフードで隠されており、海岸で振り返って登場する。以降「振り返る」という所作は重要なポイントとなる。 [review] (ゑぎ) | [投票(3)] |
★4 | 互いの心根に思いを遣らず凝視する視線の強度が前半のサスペンスを規定する。それが恋に至る過程は観念的ではあるが女性の置かれた社会性への互いの反意がシンクロしたらしいことは判る。都合4人の女性のみが登場する作劇の簡潔はラストの無謬性に連結する。 (けにろん) | [投票(1)] |
★3 | 女性の、女性による、女性のための映画。男の出番は全くない。 [review] (プロキオン14) | [投票(2)] |
5点 | 3人 | *** |
4点 | 9人 | ********* |
3点 | 3人 | *** |
2点 | 1人 | * |
1点 | 0人 | |
計 | 16人 | 平均 ★3.9(* = 1) |
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