鳥居元宏の映画ファンのコメント
| けにろんのコメント |
| 昭和おんな博徒(1972/日) | 描法が原理主義的に頂点を極めた『花札勝負』から写実に崩れ寄り腐る前の唯一の賞味ポイントで高潔な美学とキッチュな写実が融合した。枷が外れた加藤泰の全てをブチ込んだ何でもあり世界だが旧来の任侠映画システムが未だ抑制を効かせ破綻から免れる。 | [投票(1)] | |
| 緋牡丹博徒 花札勝負(1969/日) | 良い意味で情を垂れ流すのが仁侠映画の約束事としそれを如何に厳格な様式をもって修飾するかという世界観の中では、これは同じ加藤の『明治侠客伝 三代目襲名』と並び双璧。好き嫌いはともかくこの峻厳さの前には納得し平伏すしかない。シリーズ最高作。 | [投票(1)] | |
| 昭和残侠伝 血染の唐獅子(1967/日) | 『昭和残侠伝』の監督として佐伯清の凡庸なアナクロは後世に残らなかった。集団のコラボと叙情味で秀でるマキノの水準作。予想外に屹立してしまった『死んで貰います』を別格としてもこれはこれで退屈はしない。しかし、若干腑に落ちない。 | [投票(2)] |