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緋牡丹博徒 花札勝負 (1969/)

[Action]
製作俊藤浩滋 / 日下部五朗
監督加藤泰
脚本鈴木則文 / 鳥居元宏
原案石本久吉
撮影古谷伸
美術富田治郎
音楽渡辺岳夫
衣装松田孝
出演藤純子 / 高倉健 / 若山富三郎 / 待田京介 / 清川虹子 / 沢淑子 / 汐路章 / 小池朝雄 / 天津敏 / 内田朝雄 / 山本麟一 / 嵐寛寿郎 / 藤山寛美
あらすじ緋牡丹のお竜(藤純子)は旅の途中で盲目の少女お君(古城門昌美)を救う。名古屋の西の丸一家に立ち寄ったお竜は贋お竜が近くの賭場に出没していることを知る。金原一家の賭場で捕らえた贋者はお時(沢淑子)という女博徒で何とお君の母親であった。お竜は彼女を許す。任侠道を堅持する西の丸一家の杉山(嵐寛寿郎)は新興やくざの金原(小池朝雄)と対立中だが、杉山の息子、次郎(石山律)と金原の娘、八重子(柴田美保子)が愛し合っているのを利用した金原は次郎に多額の借金を背負わせ監禁した。そして、お竜が救出に向かう。一方、金原一家には流れのやくざ花岡(高倉健)が一宿一飯の恩義に預かっていた…。シリーズ第3作。 (けにろん)[投票]
Comments
全20 コメント>> 更新順 採点順 投票数順
★5任侠映画、シリーズ物という決められた枠組みの中で、やりたいことを詰め込んだ凄みということではコレが随一。全く散漫になってないところもスゴイ! [review] (くたー)[投票(4)]
★5小津的な構図を戯画的にまで推し進め、登場人物間の惹き合い反発しあうエネルギーの様相を失笑寸前までに強調し、紋切り型のストーリーを煮詰めに煮詰め、徹底した様式化を図った結果として獲得された表現の自由度。この想像力の高さをどう讃えればよいのか。 [review] (ジェリー)[投票(3)]
★5本作の情感は類作から頭ひとつ抜けている。脇役端役を腰を据えて描く、しかも藤純子の造形深化との往還において描くという方法が徹底されているためだろう。スキップだらけのフィルムは痛々しい。復旧を乞う。 [review] (寒山拾得)[投票(2)]
★5ジャンルのルーティーンの中でよくこれだけ独創性を発揮できるものだと思う。特に賭場のシーン。一見普通のバスト・ショットの連続なのだが、この照明・撮影での造形美は際立っている。恐れ入りました。 (ゑぎ)[投票(2)]
★5お約束テンコ盛りで笑いをこらえるのが大変でした。よくこれだけ詰め込んでくれたなという感じ。それにしても純子さんの立ち回りはかっこよかったなあ。 (ハム)[投票]
★4なにかツボにはまった感じ。気持ちいいくらい涙が流れた。そんなツボが自分にあったことが驚きだけど。 [review] (G31)[投票(3)]
★4「お世話になりっぱなしで、ご無沙汰してしまって…わがままなお願いのあるときばかり、すみません。」「それが嬉しいんやがな!」→号泣(02.09.29@テアトル梅田) (movableinferno)[投票(2)]
★4主役はアラカン親分です。そして俺は不死身の富士松(待田京介)ファン。 [review] (町田)[投票(2)]
★4筋が優先され義理が支配するがんじがらめの渡世の隙間に、お竜(藤)、西之丸親分(アラカン)、花岡(高倉)それぞれの人情と愛情の機微が見え隠れするさまが心地よいカタルシスとなる。お時・バケ安夫婦(沢淑子汐路章)の運命も切なく涙を誘う。 [review] (ぽんしゅう)[投票(1)]
★4良い意味で情を垂れ流すのが仁侠映画の約束事としそれを如何に厳格な様式をもって修飾するかという世界観の中では、これは同じ加藤の『明治侠客伝 三代目襲名』と並び双璧。好き嫌いはともかくこの峻厳さの前には納得し平伏すしかない。シリーズ最高作。 (けにろん)[投票(1)]
★4パンパンに膨れ上がった小池朝雄の頬が圧となって、ナルシシズムに酩酊する藤純子の鼻筋を事件に組み込んでいく。論理の運びに身を任せ、いつしかアラカンの頑張に「親分! 親分!」と盛り上がってしまう嬉し恥ずかし。 (disjunctive)[投票]
★4加藤泰の作品は初めて。遮蔽物の使い方やローアングルなど大胆な作風に驚いた。プログラムピクチャーでこれだけ作家性が爆発してる映画も珍しい。 (赤い戦車)[投票]
★4「粋」とは何か?こいつ等の一言々々が「にっぽん」を体現している。僕らのDNAにすり込まれた未だ見ぬ「にっぽん」。 [review] (sawa:38)[投票]
★3豪快で荒々しい太刀捌きの高倉健とは対照的に、藤純子のドスを持っての立ち回りは実にしなやかであり、柔よく剛を制すのスタイルからは仄かな色気すら漂う。加藤泰の炸裂する美学も良し。ただ唯一の問題点は・・・ [review] (マッツァ)[投票(3)]
★3ヤクザ映画で日本人の素晴らしいところを見せられるとは思わなかった。僕も映画を観た後エレベーターで「何階ですか?」と簡単な「親切」をしたいなと思った。あと、この映画学校で授業で中学生とかに見せたほうがいいんじゃないか?勉強になると思うぞ [review] (ギスジ)[投票(2)]
★3全てはアラカンのために。★3.5 [review] (たかやまひろふみ)[投票(1)]
★3様式美はみとめるけど、カタルシスがない・・・。サブタイの「花札勝負」もあっさり終わりすぎ。 (worianne)[投票(1)]
★3相変わらず藤純子は格好良いが、高倉健若山富三郎嵐寛寿郎(メイク濃ゆい)、清川虹子ら男優陣が格好良すぎ。あ、清川虹子は女か。笑 少ない出番ながら藤山寛美も笑わせてくれるし、柴田美保子も印象的。['05.10.16DVD] (直人)[投票]
★3小池朝雄があんまり憎たらしくないのがちょっと残念。本作では印象の薄い天津敏のほうが、大ボスとしてはふさわしいと思う。 (イリューダ)[投票]
★3模範的なやくざ映画、と言ったら変かな? (熱田海之)[投票]
Ratings
5点9人*********
4点13人*************
3点17人*****************
2点0人
1点0人
39人平均 ★3.8(* = 1)

[この映画が好きな人]

POV
バイブル2 (けにろん)[投票(13)]花の名前 (tredair)[投票(12)]
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お命戴きます その女、藤純子 (町田)[投票(4)]
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